お金と電卓

まめまめ

駄目だ、今月は売り上げが少なくてお金がピンチだ・・。でも、今月は行政書士会の年会費の支払いがある・・。どうしよう?しばらく払わなくても大丈夫かな?年会費を払わないとどうなるんだろう?行政書士の仕事ができなくなったりするのかな?

行政書士として開業した当初などは売上が少ないので、行政書士の年会費を支払うことが厳しいという状況に陥ることは十分にあり得ます。

実は僕自身、行政書士として仕事をしていたときは全然稼げていなかったので、行政書士会の年会費は頻繁に滞納していました(´ω`;)

では、行政書士会の年会費を払わないと一体どうなってしまうのでしょうか?

この記事では、元行政書士で年会費を頻繁に滞納していた僕が、行政書士の年会費を払わないとどうなるのかについて説明したいと思います。

短期間の滞納なら大して問題はない

笑顔で話す男性
この記事を読んでいる行政書士の方には説明不要でしょうが、行政書士として仕事をするには、まず行政書士会への登録申請というものが必要になります。

行政書士試験に合格して資格を取得しても、行政書士会への登録申請をしない限りは行政書士と名乗って仕事をすることはできません。

そして、行政書士会に登録をした後は、毎年、行政書士会へ年会費を納める必要があります。おそらく、年会費はどの都道府県の単位会でも、前期(4月~9月分)と後期(10月~3月分)の半年分ずつをまとめて納付することになると思います。

半年分ずつをまとめて納付するので、毎月年会費分を積み立てていなければ、ひと月に約3万円から4万円程度のお金を年会費として行政書士会の各単位会に対して支払わなければなりません。手持ち資金が少ないときに、3万円から4万円の出費は結構キツイです。

では、もしお金が足りないなどの理由で年会費を支払い期限までに払わなかった場合はどうなるのでしょうか?

結論から言うと、あなたが年会費の滞納常習者ではない限り、一度や二度くらいの滞納は大して問題ありません

つまり、年会費を支払期限以内に支払うことができなかったからといって、あなたが即行政書士として仕事ができなくなるということはありません。

年会費を支払期限までに支払うことができなかった場合は、まずあなたの元に催告状が届きます。

そして、催告状に書いている期限内に年会費を支払えば、年会費を滞納していたとしても何の問題もなく今まで通り行政書士として仕事をすることができます。

ずっと年会費を払わないと廃業勧告される可能性が

無職の男性
ただし、催告状が届いてもなお年会費を支払わない場合は、最悪、行政書士として仕事をすることができなくなってしまう可能性があります。

催告状が届いてから、催告状に書かれている期限を過ぎても年会費を支払わない場合は、各単位会から”綱紀委員会”という会に出頭するように要請する手紙が届きます。

綱紀委員会とは、簡単に言えば行政書士として問題のある行動をした人が呼び出される場のことです。ようするに、年会費を支払わないと行政書士会の偉い人たちに呼び出されるわけです。

そして、綱紀委員会では、年会費を滞納している理由や今後行政書士として業務を続ける意志があるかどうかなどを綱紀委員の人たちから尋問されたりするようです。

実は僕も年会費を長い間滞納していたことがあり、綱紀委員会への出頭を要請する手紙を受け取った経験があります。この綱紀委員会への出頭要請の手紙が実にたいそうなこと・・。何か自分が犯罪でも犯したような気分になったのを終え覚えています。

ただ、僕は綱紀委員会が開催される前に行政書士会に廃業届を提出したので、実際には綱紀委員会には出頭していないのですが(;´Д`)

話が逸れましたが、この綱紀委員会に呼び出されてから三ヶ月以内に滞納していた年会費を支払わなければ、行政書士の各単位会から廃業の勧告がされることになります。

廃業の勧告とは言わば、行政書士の資格剥奪の宣告です。つまり、行政書士会の年会費を長期間に渡って滞納し続ければ、廃業勧告をされて行政書士として仕事ができなくなってしまう恐れがあるということです。

年会費を払わないと研修会などに参加できない

止める男性
また、行政書士の年会費を払わないと、行政書士会や各単位会が開催する研修会などに参加することができなくなります

行政書士会や各単位会が開催する研修会では、実務のやり方や新しい法律についての勉強会などが定期的に開催されています。

こういった研修会へは、行政書士会に登録している行政書士であればほぼ無料で参加することができるのですが、年会費を払わないと無条件で参加することができなくなります。

研修会などを全く利用していない方であれば影響は少ないと思いますが、新人行政書士などにとってはほぼ無料で色々と勉強することができる研修会に無条件で参加できなくなるというのは結構ダメージが大きいと思います。

行政書士試験の監督員にもなれない

教室の中のデスク
加えて、行政書士の年会費を払わないと毎年行われる行政書士試験の監督員になることもできません

実は、行政書士試験の監督員は行政書士が行なっています。行政書士会に登録している行政書士には、毎年行政書士試験の監督員の募集の手紙が送られてきて、やりたい人は監督員に応募するという形が取られています。

重要なことは、行政書士試験の監督員はボランティアではなくてちゃんとお給料がもらえるということです。しかも、結構待遇が良く、試験日の日給以外にも試験監督員の説明会に出席する日の日給まで貰うことができます。

言ってしまえば、行政書士の試験監督員は行政書士だけができる待遇の良いアルバイトのようなものです。開業当初などは売り上げが少ないので、試験監督員としての収入は結構美味しいです。

僕も開業した年に実際に試験監督員をしたことがありますが、労力の割に貰えるお金は多かったのを覚えています。年会費を払わないとこの試験監督員をすることもできません。

まとめ

ノートとペン
ここまで、行政書士の年会費を払わないとどうなるのかについて説明してきました。

最後に、年会費を支払期限までに支払えなかった場合の流れをまとめておきます。

◎行政書士の年会費を払わない場合の流れ

  • 年会費を期限内に払わない
    (払うまでは研修会に参加できず、試験監督員にもなれない。)
  • 催告状が届く
  • 催告状の期限内に払わない
  • 綱紀委員会への出頭要請が届く
  • 綱紀委員会開催後三ヶ月以内に年会費を払わない
  • 廃業の勧告がされる
    (事実上の行政書士資格の剥奪。)

行政書士会のHPでの綱紀事案を見ていると、年会費を長期間払わないことで廃業の勧告を受けている人は結構いるようです。

行政書士業界も年々競争が激しくなっているので、思ったように売り上げられていなくて年会費すら払うことが苦しい行政書士が多いのでしょう。

あなたがこういった事態に陥らないためには、開業前から行政書士として売上をあげるために必要な集客方法を本などで勉強しておくべきだと思います。開業するのはしっかりと勉強してからでも遅くはありません。

下の記事では、行政書士試験に受かったらまず読むべき本を紹介しています。行政書士として食べていくのに大事なのは何といっても集客能力です。この記事で紹介している本で開業前から集客の勉強をすることをおすすめします。